登山するうえで死活問題になりかねない靴ずれ。登山の靴ずれ対策として下山後にすること、靴慣らし、おすすめの靴ずれパッチ・貼る時の注意点など。これから山登りを始める初心者やステップアップしたい経験者へ。登山歴30年の実体験を元に、わかりやすく解説。 登山中の足に関するトラブルはさまざまですが、見逃しやすい問題の1つが「靴ずれ・マメ」。出来てしまうと歩くこともままならず、そのツラさは味わったことのある人しかわからない。この対策法は「ならないようにする」のが最も大切となりますが・・・。 document.write(date.getFullYear()); ※スタッフの所属は、取材当時のものとなります。, 石井スポーツ推奨の「登山靴選びの心得」はご理解いただけましたでしょうか?登山靴選びの目安の基本は「どのような山登りをするのか」ということです。, 石井スポーツの店舗には、様々な環境を想定した多くの品ぞろえとそれに応じた価格帯の登山靴をご用意しております。それでは、初心者の皆様に「登山靴選びのコツ」をもう少し具体的にご案内します!, 登山では、一日中自分の足で歩くことになります。その際、靴が自分の足のサイズ・幅・形に合っていないと靴擦れなどの痛みの発生原因になったり、さらに登山中のケガのリスクが高まったりします。足のサイズや幅・形は人によって違うので、特に初心者はWebなどで登山靴を買うのではなく、まずはお店で試着することがポイントになります。, 各メーカーから初心者向けの登山靴は数多く販売されています。日本メーカーだけでなく海外メーカーのものも多数あります。その中から、自分の足にフィットする登山靴を選ぶのは、初心者の方々にとっては、非常に難しいと思いますので、ぜひ店頭に足をお運びください!, 低山の日帰り、テント泊・小屋泊、縦走をどの季節で行うかなどにより、選び方が違ってきます。, 石井スポーツの店舗には、様々な環境を想定した多くの品揃えと、それに応じた価格帯の登山靴をご用意しております。, 大まかには、1万円台、2万円台、3万円台という分け方をしています。主に日帰りとして使うものですね。, 例えば、「これから始めたい」「友達に誘われたので行ってみよう!でも、どれだけ続けるかはわからない・・・」という方には、1万円台のライトなものをオススメいたします。逆に、「私は、絶対やり続けます!」という自信のある方でしたら2万円台。, 尚、価格帯により大きく変わるのは、疲労感の違いかもしれませんね。山での疲労は、非常に重要な問題に発展しますので、そのことも踏まえて登山靴を選んでいただければと思います。, 石井スポーツが日本の正規取扱い代理店となっているのイタリアの登山靴ブランド「AKU」。, たまに、石井スポーツではとりあえず「AKU」を一番にオススメされるのではないか?日本のメーカーの方がいいのでは?というお客様もいらっしゃるようですが、そんなことはございませんのでご安心ください!, ただ、AKUとパートナーシップを結んでいるのには、しっかりとした理由があります。AKUは、単純に単純にイタリアから輸入しているメーカーとしてではなく、私たちスタッフがお客様からいただいた意見に真剣に耳を傾けてくれるメーカーとして、20年以上おつきあいをしています。だからこそ、自信を持ってAKUをオススメできているのです。 Copyright©2002- 登山をはじめてみたい人にとって、ハードルになることはいくつかある。その一つが登山靴の選び方だろう。でこぼこしていたり、岩でゴツゴツしていたりする登山道を安全に歩くために必要な靴とは、どんなものか。さかいやスポーツ シューズ館 斎藤さんに間違いのない登山靴選びの基本を聞いてみた。, 編集部N:ではさっそく「誰が履いても失敗しない、おすすめの登山靴」を教えていただけますか?, 編集部N:スポルティバ「トランゴ」のような、靴底の硬い、岩稜帯も歩けるような登山靴でしょうか?, 斎藤さん:なるほど。一足だけ選ぼうとすると、スポルティバ「トランゴ S エボ GTX」のような、いわゆるライトアルパインブーツを思い浮かべるかもしれませんね。, 編集部N:ライトアルパインブーツを履いて登っている方は北アルプスでもよく見かけますから、万人におすすめできるのかな〜と。, 斎藤さん:しかし多くの登山者は、標高2000mを超える山にも、標高1000mより低い山にも登ると思います。では、高尾山や筑波山、金剛山、六甲山あたりを日帰りで登りに行くとなった場合、ライトアルパインブーツは最適でしょうか?, 斎藤さん:ビブラム社の登山専用のゴムソールのような、滑って転ばない、安全性の高いソールがちゃんと付いていること、これが最低限なければならない機能です。それに加えて、ケガを防ぐためにミドルカットで足首をサポートしているものを選ぶと安心です。, 斎藤さん:日本は雨が多く、多湿なため、朝露などで足元が濡れることも多いです。その際に靴の中まで濡れると足がふやけてしまい、靴擦れといったトラブルが起きる原因になります。それを防ぐために、防水性はあったほうが良いと思います。ゴアテックスなどの防水透湿素材を使ったものを選ぶと良いでしょう。今は主流ではありませんが、防水クリームやオイルなどを塗って防水加工ができるような革の登山靴もあります。, 斎藤さん:まず、登りたい山のイメージをなるべく膨らませましょう。山の標高や、スタート地点と目標地点はどこか、どんな季節に、どのぐらいの荷物を持っていくのか、といったことを具体的にしていき、その条件に合う靴を探すようにするといいでしょう。, 編集部N:山に登ったことがないからイメージが湧きません! という方もいると思います。分かりやすい目安はありますか?, 斎藤さん:さかいやスポーツでは、靴選びの参考のために「日帰り登山用」や「山小屋泊用」、「テント泊用」といったカテゴリに分けて商品を陳列しています。これはスタッフが実際に登山靴を履いたり、触ったりして、その靴に合いそうな山行スタイルを決めているのです。お客さまが選ぶ時の目安になればと思っています。, 斎藤さん:主に靴底の硬さ(芯材の剛性)とアッパー、足首のサポート部分の硬さで決めています。日帰り登山用と山小屋泊用の靴を比べてみると、山小屋泊に対応した靴のほうが靴底が硬く、しっかりした作りになっていることが分かります。, 斎藤さん:先ほどのライトアルパインブーツは、靴底がかなり硬いため重量のある荷物を背負って日数をかけて歩くような「テント泊登山用」に分類しています。硬く、薄い靴底は足裏感覚に優れ、岩場での安定性を高めます。また、つま先が細くなっているため、慎重を要する場面でも細やかな動きを可能にします。つまり、ライトアルパインブーツは、岩稜帯があるような標高の高い山や、岩場が多い山を登るときに適しています。, 斎藤さん:高い安定性は、重量のある荷物を背負うときにも発揮しますし、コバがついているモデルが多いので、アイゼンを履くような場面にも対応しています。, 編集部N:標高の高い山では岩稜や岩場を通る可能性が高くなりますし、荷物の量も多くなりがちなので、ライトアルパインブーツなら失敗はなさそうです。, 斎藤さん:注意しなければならないのは、普段履いているスニーカーのような靴とは履き心地が全然違うため、歩き方や靴紐の締め方に慣れず、靴擦れなどのトラブルが起こりやすいことです。, 編集部N:では逆に、靴底が柔らかめの登山靴が日帰り登山やハイキング、トレッキングに向いているということでしょうか。, 斎藤さん:そうですね。標高差があまりなく、一日の行程が5〜6時間までで済むような場合、つま先が細くタイトに締め上げられるようなガッチリした靴で歩くと、歩きにくく疲れやすくなってしまいます。高山より登山道の変化に対応する必要がないところも多いので、中滑りしない程度に足と靴の間に空間があるような、快適に履ける靴がおすすめです。, 斎藤さん:登山は未経験だけど、いずれは八ヶ岳のような中級グレードの山を登りたい、という方もいらっしゃると思います。そういう方も、いきなりライトアルパインブーツを一足目に選ぶのではなく、ある程度柔らかい「日帰り登山用」にあたる登山靴の足首のサポートがしっかりしたものから慣れていくと良いと思います。, 編集部N:標高の低い山や岩場の少ない山は、サポートの強い登山靴よりも履き心地を重視して選ぶと良いのですね。, 編集部N:棚をみるだけでも色々なブランドの靴が置いてありますが、どういった違いがあるのですか?, 斎藤さん:例外はありますが、生産された国によってそれぞれ特徴があります。まず、シリオやキャラバンなどの日本ブランドは、日本人の足型に合わせているため、足幅が広い傾向の靴が多いです。スポルティバやアゾロ、ザンバランなどのイタリアのブランドは、比較的つま先が細めで、足首のサポートがしっかりした登山靴が多い。ヨーロッパアルプスの中でもイタリアに近い山々は岩稜などの急峻な地形が多いため、登山靴もおのずと靴底が硬く、しっかりしたものになってきます。, 編集部N:なるほど! そういう風に見ていけば、国によってデザインの傾向が見えてくる気がします。, 斎藤さん:面白いですよね。ヨーロッパの中でも、ドイツやオーストリア、フランスのブランドは旅行やトレッキングを目的としたものが多くなってきます。ローバーのようなドイツの登山靴専用ブランドは、足当たりがよく、歩きやすい靴が多くなります。足の骨格構造を考慮したデザインにもなっている点も、ドイツらしいなと思います。, 斎藤さん: キーン、バスク、メレルといったブランドも、ロングトレイルや長旅で履くことを目的としたトレッキングシューズが多いです。こういった傾向を把握しておくと、なんとなくブランドごとの棲み分けも見えてきます。そうすると、自分の足にあったブランドや好みが選びやすくなるのではないでしょうか。, 編集部N:たしかに、登りたい山と自分の足の形状、デザインの好みで絞っていけば、お気に入りの一足に出会えそうです。, 斎藤さん:ちなみにザ・ノースフェイスやモンベルのような総合ブランドになると、アルパイン系の登山靴をイタリアで作っていたり、日本規格のトレッキングシューズを作っていたりしますので、必ずしも当てはまるものではありません。あくまで目安として知っておくといいでしょう。, 斎藤さん:靴を選ぶ時に大事なことがもう一つあります。それは自分の足のサイズを知ることです。登山用品店では、足を計測するためのスケールや足型をとる機器を置いています。最適な登山靴を選ぶためにも、自分の足型や足の傾向が知っておきましょう。, 編集部N:靴の正確なサイズって、普段気にしないかも……。意外と思い込みで選んでいたりするのでしょうか?, 斎藤さん:27cmの靴を履いている方が、実際にサイズを測ってみたら25cmしかなかった、なんてこともよくあります。自分の測ったサイズを把握することが良い靴選びの第一歩です。, 斎藤さん:壁にかかとをつけて、定規やメジャーを使って測ってみましょう。他に人にサイズを測ってもらうと、より正確に測ることができます。実際に山に登る時は靴下を履くので、測った数値から10〜15mm大きいサイズが靴を選ぶ目安になります。あとは、足の幅が広いか狭いかで自分の足にあった靴を選びましょう。, 斎藤さん:靴擦れやマメなどのトラブルが起こりやすくなります。登山の最中にこういったトラブルが起きてしまうと、せっかくの楽しい登山も台無しになってしまいます。また、正しく靴が履けていないこともトラブルに繋がります。ちゃんと靴選びができていても、靴紐がしっかり締まっていないと、足が靴の中で動いてしまったり、かかとが浮いて擦れてしまったりします。靴紐を締めすぎても痛くなってしまうので、適切な締め加減が必要ですね。, 斎藤さん:まず、「むにに〜」と横に靴紐を引っ張ります。そして「キュッ」と引っ張った紐を、少し緩めてから固定していきます。こうすると、足首の可動域を確保しつつ、靴との一体感を出すことができます。一度試してみてください。, 編集部N:登りたい山、ルートを具体的にする。自分の足の形を把握する。登山靴の履き方を覚える。そのうえでブランドの特徴を参考に登山靴を選んでいけば、失敗のない買い物ができそうですね。斎藤さん、ありがとうございました!, アウトドア、ヤマの業界で25年超の経験を持つ長老的存在(笑)。