All Rights Reserved. 高齢出産のリスクを知り、適切な出生前診断を受けよう. ヒトの細胞には46本の染色体がありますが、染色体の数の異常はトリソミーとモリソミーに分けることができます。 37歳からのダウン症の確率になりやすい人は?のまとめ. 高齢出産の年齢には諸説ありますが、現状では35歳以上での出産がひとつの目安とされています。女性の晩婚化を背景に、高齢出産が珍しくなくなっている状況です。ここでは、高齢出産の定義と背景についてお伝えします。 モノソミーとは本来2本1組の染色体が1本になる異常です。通常、女性はX染色体を2本持っていますが、X染色体が1本になるとターナー症候群が生じます。ターナー症候群は、低身長や女性ホルモンの不足といった特徴を引き起こす疾患で、女性にだけ起こります。翼状頸とよばれる肩まで広がる首の皮膚などの体表奇形を伴い、心疾患や高血圧などの合併症を引き起こします。, 染色体には、ひも状の情報が23対46本ありますが、ここには遺伝子というDNA(デオキシリボ核酸)で構成された特定のタンパクの設計情報が記録され、体の設計図の役割を果たしています。遺伝子異常とは、特定の遺伝子に何らかの変異が生じて、遺伝子機能に悪影響が生じることを指します。遺伝子異常は遺伝子の配列を読み解く特別な検査をすることで、どこに異常があるのかを明らかにできることがあります。 NIPT(新型出生前診断)は、妊婦の血液を採取して染色体異常を調べる方法です。検査による母体への負担が軽く、検査精度も高いです。 近年、女性の社会進出が進むことなどによる晩婚化の影響によって、35歳以上の女性による高齢出産が増えています。高齢出産では胎児が障害を持つリスクが高まります。 これらの出生前診断を受診することによって事前に胎児の状態を知ることができるので、出産後に必要な準備を検討できます。また、話し合いのうえ、妊娠の中断を選択する方もいるでしょう。, NIPTとは、母体から採血して、血液検査によって胎児の染色体異常を調査する方法です。血中を循環しているセルフリーDNAを採取し、母と子の混在したセルフリーDNAの遺伝子配列を解読することで、胎児の遺伝子を明らかにします。 この国は、かつてない高齢出産社会に突入しつつある。30代はもう当たり前、40代での初産も珍しくない。しかし彼女たちは、自分が背負うものの重さを正しく受け止めているだろうか。, 「私は結婚するまで、自分が子どもを産むなんて考えたこともありませんでした。ところが、40歳を過ぎて結婚して、どうしても主人の子どもを産んであげたい!という気持ちが強くなってきたんです。, その頃は、高齢出産の大変さについてこれっぽっちも考えていなかった。自分は肉体的にも精神的にも、実年齢より若いと勝手に思い込んでいました」, 今も現役プロレスラーとして活躍するジャガー横田さん(50)が初産を経験したのは45歳のときだった。, 「高齢出産」とは、35歳以上での出産を指す。45歳で第一子を産んだ横田さんはいわば〝超高齢出産者〟。歩んだ道程は険しかった。, 「結婚して1年半経っても妊娠の兆しがなく、やはり年齢が理由なのかと検査を受けたら、子宮に直径10cmもある筋腫が見つかった。このままだと妊娠の可能性はゼロ、手術で筋腫を取っても3〜4%だと言われました。それでも私は、どうしても子供が欲しかった。もし産めなければ、これから一生後悔するだろうと思ったんです」, そこで、横田さんは少しでも妊娠率の高くなる可能性を探り、自然妊娠ではなく体外受精を行うことを選択。夫と相談のうえ不妊治療に取り組んだ。, 「人工授精のチャンスは3回しかないと言われたのですが、期待していた1回目がダメだった。やはり無理かもしれない、と泣きました。, でも、不妊治療中はそれまで以上に体に負担がかからないよう過度に節制していたことが、逆に大きなストレスになっていたことを反省して、次の排卵日には、自然妊娠するように努力しました。すると、うまくいったんです。まさかと思ったんですが、本当に信じられない思いでした」, 高齢出産の増加に、歯止めがかからない。6月5日に厚生労働省が発表した昨年の人口動態統計によれば、平均初婚年齢は男性30・7歳、女性29・0歳でともに前年を0・2歳上回り過去最高を記録。また、初産時の母親の平均年齢は30・1歳と、初めて30歳を突破。35歳以上の出産も依然として増加傾向にあるという。, さらなる女性の社会進出、晩婚化の進行に伴い、今後ますます増えてゆくと考えられる高齢出産だが、多くのリスクが伴うのも事実だ。横田さんもこう話す。, 「もちろん、生まれてくる赤ちゃんへの影響は心配でした。高齢出産はダウン症児が生まれる確率が高いと知って、もし障害を持って生まれた場合に準備と心構えをしたいと思い、妊娠6ヵ月のときに羊水検査を受けました。親である私たちが先に死んだ場合、残された子供はどうなるだろうと考えたりもしましたし、本当に悩みました。, 韓国・文在寅が「バイデン勝利」で窮地へ…米国から脱「中国・北朝鮮」を迫られて大ピンチ!. 医師による出生前診断を受けることによって、胎児の障害を出産前に知ることができます。出生前診断には羊水検査、絨毛(じゅうもう)検査、NIPT(新型出生前診断)などがあります。NIPTは、採血による検査ですから母体への負担が軽く流産などのリスクもほとんどありません。出生前診断には心理的負担もありますので、パートナー・ご家族で検査についてしっかりと話し合った上で受けるようにしましょう。, 新型出生前診断(NIPT)のことでわからないことなどございましたら、お気軽にお問い合わせください。. 染色体異常の遺伝には、ダウン症候群などを引き起こす染色体の数の異常は関係ありません。遺伝する可能性があるのは、両親のいずれかが症状はないが染色体の構造異常を持っている場合です。, 空気中の放射線や化学物質による影響などによって、遺伝子が傷つけられて遺伝子異常の原因となることも指摘されています。 トリソミーとは通常2本1組の染色体が3本になることで、さまざまな疾患が生じます。21番染色体が3本になるとダウン症候群(21トリソミー)、18番染色体が3本になるとエドワーズ症候群(18トリソミー)、13番染色体が3本になるとパトー症候群(13トリソミー)が生じます。 また、第一子出産の年齢も、男女とも29.2歳、26.4歳から32.7歳、30.7歳となり、こちらも男性で約3.5歳、女性で約4歳高齢化しています。このように35年間で3.5~4歳高齢化しています。 エドワーズ症候群やパトー症候群にも発達障害や心疾患などの症状が見られます。平均寿命が50歳から60歳のダウン症候群に比べて、エドワーズ症候群やパトー症候群の場合は、その約9割の平均寿命が1年以内と短命です。 All Rights Reserved. 平石クリニックは全国に38医院のネットワークがあるために、近くの医院で検査が受けられますので、来院に長い時間を要しません。またNIPTは35歳以上でないと受けられない施設もありますが、当院では年齢制限や夫婦が一緒でないと受診できないことはなく1人でもご来院いただけます。検査後のフォローも充実しており、陽性であれば当クリニックによって羊水検査費用を全額負担しています。毎日受診可能で、検査結果は最短6日で出ます。お仕事が忙しい場合でも都合のいい時に来院していただけます。また、経験豊富な認定遺伝カウンセラーが在籍し、検査に伴うさまざまな不安の相談に乗ります。, 近年、女性の社会進出が進むことなどによる晩婚化の影響によって、35歳以上の女性による高齢出産が増えています。高齢出産では胎児が障害を持つリスクが高まります。 Copyright © 2020 NIPT(新型出生前診断)の平石クリニック. 6月5日に厚生労働省が発表した昨年の人口動態統計によれば、平均初婚年齢は男性30・7歳、女性29・0歳でともに前年を0・2歳上回り過去最高を記録。 同じ遺伝子に生じる突然変異にも、問題を引き起こさない変異、わずかな問題やごく軽度の問題を引き起こす変異、さらには重篤な病気を引き起こす変異があります。重篤な病気としては、鎌状赤血球貧血、嚢胞性線維症、筋ジストロフィーなどがあります。, なぜ高齢出産だと胎児に染色体異常や遺伝子異常が生じるリスクが高まるのでしょうか。ここでは胎児に障害が生じる場合の主な理由をご紹介します。, 加齢によって身体が日々老化するのと同様に、高齢出産では卵子が老化し質が低下すると言われています。なぜなら、女性は出生時に一生分の原始卵胞を自分の体に備えているからです。男性の精子が74日間かけて新しく作られるのとは異なっています。こうした加齢による卵子の老化は、染色体異常や遺伝子異常の発生の増加につながるとされています。そのため、20代の母親と比較すると、30代での出産は、卵子の老化によって染色体異常を持つ子どもが出生する可能性が高くなってしまうのです。, 多くの染色体異常は遺伝しません。しかし、両親のいずれかの染色体異常が、妊娠時に胎児に遺伝する可能性もあります。 女性の晩婚化は、平均初婚年齢の推移から読み取れます。厚生労働省の調査では、平成28年時点で妻の平均初婚年齢は29.4歳、平成7年時点での平均初婚年齢は26.3歳でした。こちらは21年前の数値と比較して3.1ポイント上昇しています。女性の初婚年齢は年々高まりつつあり、そこには女性の社会進出の進展が関係していると考えられます。, 多くの女性が就職する昨今では、キャリアと出産について悩む方が少なくありません。仕事でキャリアアップする時期が、妊娠適齢期に重なることが多いためです。また、なかには職場への影響を懸念して、出産に伴う長期休暇を取りづらいと考える女性もいます。このような女性の社会進出と高齢出産の関係は、現状の大きな課題といえるでしょう。, 高齢出産をすると、20代での出産と比べて母親や赤ちゃんへのリスクが高くなると考えられています。さらには、経済面での負担も考慮したうえで選択が求められます。, 高齢出産では、20代での出産に比べて早産・難産・流産のリスクが高くなると考えられています。その理由のひとつとして、卵子の老化による影響が挙げられます。また、母親が妊娠合併症になる可能性も考慮するべきでしょう。妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などの合併症になれば、健康状態への影響も無視できません。また、子宮口が十分に開きにくくなるおそれもあり、母体にかかる負担が大きいといえます。, 高齢出産では、胎児が障害を持つ可能性があります。卵子の老化による染色体異常や、遺伝子異常などが主な原因として考えられています。ダウン症の子どもの出生率が高くなるという見方もあり、自分だけでなく赤ちゃんへの影響も視野に入れる必要があるでしょう。, 高齢出産には、母子へのリスクや影響のほかに、経済面での負担も懸念されています。家計の状況に対して教育費や養育費の負担が大きくなるおそれがあるためです。たとえば、保護者の退職後に収入が低下するとき、子どもの学費をはじめとした高額な費用が必要になるケースがあります。計画的な貯蓄をするなど十分な対策を採ることが重要です。, 高齢出産のリスクを軽減するため、妊娠後にできることをお伝えします。妊活で授かった命を育むうえで、妊娠中は以下のポイントを参考にお役立てください。, 妊娠中は栄養バランスの取れた食事を徹底しましょう。特に、葉酸やビタミンDを豊富に摂取するよう心がけてください。葉酸は胎児の脳・神経管・心臓などの形成に役立つとされ、ビタミンDは妊娠合併症などの予防につながると考えられています。一方で、糖質の過剰な摂取を控え、妊娠糖尿病などを予防することが大切です。, 妊娠後は規則正しい生活を送りましょう。可能であれば、妊娠前から生活リズムを整えるための準備ができると理想です。1日3食きちんと食事を摂り、朝は決まった時間に起床するよう心がけます。また、十分な睡眠時間を確保するために、夜は早めに就寝してください。日中はウォーキングやストレッチのように軽い運動を取り入れ、血行を促しましょう。, 妊娠後はストレスを解消するための工夫を行いましょう。日常生活では身の回りの方に協力していただき、仕事や家事の負担をできるだけ減らしたほうが安心です。また、散歩をしたり音楽を聴いたりして、気分をリフレッシュすることをおすすめします。親しい方と話す時間や、趣味や好きなことに取り組む時間を設けるのも良いでしょう。, 妊娠後は、「羊水検査」「絨毛(じゅうもう)検査」「NIPT(新型出生前診断)」などの出生前診断を受ける選択肢があります。特にNIPTは検査の精度が高く、母体に与えるリスクを抑えやすいのが特徴です。診断は採血により行われます。, 平石クリニックでは、年齢制限なくNIPTを受けていただけます。検査は平日だけでなく、土日祝日も実施。全国38医院のネットワークを持っているため、遠方の医院まで向かう必要がございません。ぜひお近くの医院をご利用ください。, また、当院はアフターフォローが充実しています。万が一「陽性」の結果が出た際は、確定検査である羊水検査を実施する選択肢がございます。検査を望む場合、費用は当院が全額負担いたしますのでご安心ください。, 出生前診断では、妊婦さんに心理的な負担がかかります。当院には認定遺伝カウンセラーが在籍しており、患者さまには無料の電話相談をご利用いただけます。検査前や検査後、専門家との相談が必要なときは、どうぞお気軽にお問い合わせください。, 女性の晩婚化を背景に、高齢出産を選択する方が多い状況です。高齢出産は、母子にもリスクや影響が懸念され、妊娠後は出生前診断を受ける選択肢があります。平石クリニックのNIPTには年齢制限がございません。高齢出産で出生前診断をご検討中の方は、全国38院のネットワークを持つ当院までお気軽にご相談ください。, 新型出生前診断(NIPT)のことでわからないことなどございましたら、お気軽にお問い合わせください。. また、さまざまな感染症が妊娠期に母体から胎児に感染するおそれがあります。妊娠期の感染によって染色体異常や遺伝子異常を生じさせる場合があります。, 高齢出産では胎児にさまざまな障害が生じるリスクが高まります。胎児の障害を出産前に知るためには、どのような方法があるのかご紹介します。高齢出産では胎児にさまざまな障害が生じるリスクが高まります。胎児の障害を出産前に知るためには、どのような方法があるのかご紹介します。, 出生時前診断とは、妊娠後に胎児に先天的な疾患がないか確認する検査です。羊水検査は、胎児が包まれている羊水を採取して検査する方法です。羊水中に含まれている胎児の細胞によって、染色体異常の有無を調べます。 ここでは、高齢出産の定義と背景についてお伝えします。また、高齢での出産を目指す方が妊娠中に意識したいポイントもご紹介しますので、今後の妊娠出産に備えてご一読ください。大切な母子の健康のために妊娠後はできることに取り組みましょう。, そもそも、何歳ごろから高齢出産となるのでしょうか。また、国内において高齢出産はどのような状況にあるのでしょうか。まずは高齢出産の基礎知識をご紹介します。, 現状、一般的に35歳以上での出産は高齢出産であると考えられています。従来は30歳を過ぎると高齢出産と見なされることが多かったようです。それに対して、公益社団法人日本産科婦人科学会では、35歳以上が高齢出産であると定義付けられています。よく耳にする「高齢出産」という言葉ですが、その出産年齢の定義は時代とともに変化しています。, 厚生労働省の調査によると、第一子の出生年齢は上昇傾向にあります。国内における第一子の出生年齢は、平成28年時点で30.7歳、平成7年時点では27.5歳でした。第一子の出生年齢は、21年前の数値と比較して3.2ポイント上昇している状況です。このように高齢出産が珍しくなくなった背景として、女性の晩婚化が挙げられます。 絨毛(じゅうもう)検査は、妊娠早期の胎盤の一部である絨毛を採取する方法です。羊水検査に比べて妊娠のより早い時期に実施します。遺伝子検査などに向きますが、手技が難しい検査方法であるため、実施できる医療施設が限られます。 ダウン症候群は新生児に最も多い遺伝子疾患です。ダウン症候群の子どもたちは穏やかで、人懐っこい性格の子が多いと言われていますが、筋肉の緊張度が低く、知的発達に遅れがあります。2歳でも言葉を発さないなどの発達障害、心疾患や消化管奇形などの症状が見られる場合があります。 37歳の初産の一つの理由に全体的に結婚、出産の年齢が上がったという事もあります。 現在の結婚の平均時期時期を見てみると、男性は30.7歳、女性は29歳になります。 高齢出産では、胎児に障害が発生する確率が高まります。まず、どのようなリスクがあるのか見ていきましょう。, 一般的に、35歳以上が高齢出産とされています。公益社団法人日本産科婦人科学会では、高齢出産は、35歳以上の女性による出産として定義付けられています。従来は20代で出産する女性が多く、30歳を過ぎると高齢出産と見なされることが多かったですが、現在では35歳以上の女性の高齢出産は珍しいことではなくなりました。 このような出産の高齢化は、1980年代から90年代にかけて進み、2000年代以降は、すべての初産のうちの1割以上が高齢出産となり、晩産化が顕著となってきました。全分娩数に対する40歳以上の初産の率を2010年と1980年で比べてみると、約9倍という数字になっています。これは、女性の社会進出の増大などによる晩婚化の影響が大きいと見られています。女性の高学歴化や職場における男女平等の実現、従来は男性が独占していた仕事にも女性が進出していることなどの社会的背景が晩婚化を加速させ、高齢出産が多くなっているのです。, 女性の加齢とともに、胎児の染色体異常のリスクは高まることが分かっています。胎児に染色体異常があると、先天異常をもった新生児が生まれます。